故ジョージ・H・W・ブッシュ 元米大統領、フィリピンの子供に10年も極秘で学費を援助していた

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「父は優しい人だった」と息子のジョージ・ブッシュ元大統領(左)
「父は優しい人だった」と故ジョージ・ブッシュ元大統領(左)

11月30日にテキサス州にて94歳で他界した第41代米大統領のジョージ・H・W・ブッシュ氏(以下パパ・ブッシュ)。今年4月に妻のバーバラさんを92歳で亡くし、それを追うように逝ってしまったブッシュ氏については、誰もが「素晴らしき人物であった」と表現している。なんとフィリピンからも意外な話題が飛び出したようだ。



パパ・ブッシュを追悼する国葬では、息子でやはり大統領を経験しているジョージ・W・ブッシュ氏が嗚咽を堪えながら「高潔で善き人、最高の父でした」と称え、多くの国民がそれに涙した。5人の子供、17人の孫、8人のひ孫をそれは可愛がったというパパ・ブッシュ。優しい人柄が誰にも愛されていた彼は、その気持ちと到底使いきれない自身の資産を国外の困っている子供たちに向けることも忘れなかったようだ。

CNNが報じたところによれば、パパ・ブッシュは2001年にワシントンD.C.で開催されたあるクリスマスコンサートに感激し、貧しい子供たちへの経済的援助を決意。非営利団体である国際的スポンサー・プログラム「Compassion International」の米国支部に登録したという。そして「ジョージ・ウォーカー」の名で一般人男性を装い、2002~2012年までフィリピンの非常に貧しい少年(ティモシーくんとしか明かされず)に教育費ほかの経済援助を続けていたそうだ。手紙のやり取りなどが残っており、2002年1月24日付のものが公開された。

「ティモシーへ。私はアメリカのテキサス州というところに暮らす77歳の老人ですが、子供が大好きで君とは文通仲間になりたいです。まだ会ったこともありませんが、私はすでに君のことが大好きです。時々こうやって手紙を書きますね。お勉強やクラブ活動をどうか頑張って下さい。 G.ウォーカーより」

その筆跡はパパ・ブッシュ本人のものに間違いない上、セイディーという愛犬の写真をティモシーくんに送ったり、ホワイトハウスという言葉が登場することでも証明されるであろうという。もちろん海外のニュースなどまるで縁のない、貧しい暮らしをしているティモシーくんはそのあたりを何も理解していなかったに違いない。

しかし17歳になり、スポンサーシッププログラムが終了した時にはスポンサーの素性を知ることができる。ティモシーくんは仲介にあたっていた人物から真実を告げられると、強いショックを受けるとともにパパ・ブッシュの優しい人柄に感激し、心から感謝していたという。



参照:『COCONUTS MANILA』Late US President George H.W. Bush secretly sponsored a Filipino kid for 10 years

画像:『Instagram』georgewbush

(朝比奈ゆかり/エトセトラ)

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