<元外資系CAその世界を語る>Vol.23 日本人CA同士の絆と結束 外出時に利用する交通機関、実は…。

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ヴェルサイユ宮殿へ。4日ほどのオフはヨーロッパ各地へ(Photo by 佐藤めぐみ)
ヴェルサイユ宮殿へ。4日ほどのオフはヨーロッパ各地へ(Photo by 佐藤めぐみ)

~外資系エアラインのCAとして世界81都市に飛んだ日々~

私がいたエアラインはフライトごとにクルーの顔ぶれが総入れ替えとなる上、ルームメイトはまず外国人です。そうなると友達などなかなか出来ず、中東暮らしはとても孤独なものになる ― そんな風に不安に思われませんか? ところが決してそうではないのです。同僚はもちろんですが、特に同期の日本人CAとの間にはかけがえのない友情や絆が生まれるように思います。



■日本人の同僚とはこんな風に過ごしていた

中東での休日、日本人の同僚と一緒に過ごす方法は主に2パターンあったように思います。1つめは女の子らしくお料理やお菓子を一緒に作って皆で食べたり、オシャレなカフェで集まってお茶をするパターン。2つめは飲みに出かけるパターンです。

私は断然お酒派でした(笑)。同じタイプの同期3~4人、オフが合うといつも飲みに出かけたものです。ただしイスラム教国に居酒屋なんてものはありません。唯一お酒が飲めるのは外資系の高級ホテル(インターコンチネンタル、シェラトン、Wホテルなど)のレストランやバー、クラブで、ビールはなんと1杯1500円ほどでした。

また日本人駐在員さんたちのお宅にお邪魔し、バーのカウンターかと思うようなご自慢のコレクションをご馳走になったこともありました。CAが寮にお酒を持ち込むことを禁じられているのに対し、駐在員の皆さんはお酒を購入する権利を国から買っているので、どのお宅にも色々な種類のお酒が山ほどあったように思います。

仕事の後、気の合う同期と外で飲むお酒は格別な美味しさがありました。仕事の愚痴、クルーのゴシップ・ネタ、自分達の恋愛など様々な話題に花が咲きます。どんなことでも何でも話せる仲間がいるというのは本当に素晴らしいことです。海外暮らしにおいてはさらに「助け合い」の気持ちが加わりますから、誰もが強い絆と友情で結ばれていたように思います。

あれ、ショッピングはしないの? と思われますよね。「ファッション系は日本のショップのセンスが世界一!」と多くの外国人が言ってくれますが、これは本当にその通りだと思います。私も帰国時にまとめて購入していました。



■信頼できる白タクのお兄ちゃんを1人持つ

国民が裕福で高級車とお抱え運転手を持っている国だけあり、私が住んでいたところではタクシー会社が一社しかなく、捕まえようと思ってもお客さんが乗っていることがほとんどでした。しかも夏場は気温が50度(!)まで上がるので、そんな中でタクシーに手を振り続けていたら1分で身体が参ってしまいます。

そこでよく利用したのが個人でコッソリやっている、いわゆる「白タク」でした。その運転手(男性)が信用できそうな人物で値段も良心的であれば、「次もお願いしたい」と言って連絡先のメモをもらいます。「~時に来て下さい」と予約する事も可能ですが、電話を1本入れれば大体10分程度で社員寮の下まで迎えに来てくれます。

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