<お悩み相談コーナー>どうしてもCAになりたい。エアラインスクールとのダブルスクールは無意味?

この記事をシェアする
ルフトハンザ航空のエアバスA-380 @成田空港(Photo by 佐藤めぐみ)
ルフトハンザ航空のエアバスA-380 @成田空港(Photo by 佐藤めぐみ)

■ 投稿者 ニックネーム: どうしてもなりたい!さん

■ 相談内容

はじめまして。客室乗務員を目指している大学生です。エアラインスクールにも行かなければ絶対に受からないという思いから、友人と遊ぶのもそこそこに、バイトしながらダブルスクールで頑張っています。

ところがエアラインスクールにも行かず、新卒でいきなり合格した先輩の話を聞きショックを受けています。コネかどうかはわかりませんが、私の目にはそんなに美人ではないように見えます。こういう人はどうやって合格しているのでしょうか。

バイトも大変、ダブルスクールも大変で、なんとなく気持ちがグラついています。アドバイスをよろしくお願いします。



■ 回答者 佐藤めぐみ/エトセトラ

*************************************

はじめまして。ご質問をありがとうございます。『<元外資系CAその世界を語る>~外資系エアラインのCAとして世界81都市に飛んだ日々~』を執筆中の佐藤めぐみが回答させていただきます。

学業、アルバイト、エアラインスクールにと日々頑張っていらっしゃるのですね。本当にお疲れ様です。私はアメリカのカレッジに通ったため既卒でのエアライン受験となりましたが、ご質問を拝見し、合格を得るまでとにかく日夜アルバイトに励み、その合間にエアラインスクールに通っていた自分自身のその頃の日々を思い出しました。

スクールに通っているから絶対に受かるとも限りませんし、その先輩のように通っていなくても、また美人ではなくても受かる方は大勢いらっしゃいます。コネももちろんあると思いますが、実力の方もいます。私が数か月間通っていたスクールには、すでに5年になるという方がざらにいました。「絶対にCAになりたいから」という方ももちろん多いのですが、「辞めどきが分からない」「なんとなくダラダラと通っている」と仰る方もいたように思います。

お金に余裕があり、ご両親も「受かるまで何年でも通っていいよ」と仰っているのであれば気が済むまで通われればよいと思いますが、大半の方はそうではありません。新卒で受からず、その後2年(自身で立てた目安)はアルバイトとスクールを両立させながらエアラインの受験を続けるなどと決めてご両親を説得し、英語の勉強を含むすべてのことに全力投球するという感じだったと思います。

新卒で受かった方の話を聞いて不安になるお気持ちはよく理解できます。ただ今だから言えますが、飛行機とは命を預ける場ですから22歳の女性は保安要員となる上で色々な意味であまりにも青い、初心すぎるようにも感じます。外資系エアラインは働くうえで即戦力となり、人物的には落ち着いて物事に対応できる冷静さなどを求めてきますから、そういう意味で人と接するお仕事の経験やエアラインスクールが果たす役目は大きいように思います。そこで得た知識はもちろんですが、講師の方たちの素敵な身のこなしや立ち振る舞いに触れること、そして周りの生徒さんたちからの刺激など私も得るものが山ほどありました。これは長い人生においても無駄にはならないはずです。

ところで私がいたエアラインでは、「航空業界は未経験。まったく畑の違う業界でお仕事をしていたけれど、CAになりたいという夢をやはりあきらめきれなかった」という既卒のクルーがたくさんいました。コネ受験など一切ありません。試験官の目にも、こういう受験者は新卒の女の子たちにはない大きな魅力を備えていると映るのでしょう。面接では素晴らしい英語力で自分の熱い思い、これまでやってきたことに関し最高のアピールができたのだと思います。

最後になりますがエアライン受験は落ちて当然で、本当に誰もが何度でも落ちています。「今回は絶対にイケそう!」と手ごたえを感じた時ですら落ちてしまいます。そのため、あるエアラインを落ちてしまったとしても反省点を見つけるのみとし、決して自分自身を責めないようにしてください。受かる受からないはそのエアラインとの「ご縁」や「相性」です。落ちたら「残念だけど縁がなかったわ」と諦め、さっさと他社の募集に関心を移し、高いモチベーション維持に心がけていただきたいと思います。

既卒を採用しているエアラインも多々ありますので、新卒のうちに内定をもらえなかったら新卒の彼女たちに醸すことのできない魅力、能力、理知性を磨くのみ。いつかきっと、それを評価してくれるエアラインと出会えると思います。いえいえ、もしもご縁のあるエアラインに最初に出会えれば、あなたは新卒で合格をもらえるのではないでしょうか。頑張って下さいね!

【こちらの記事もどうぞ】
<元外資系CAその世界を語る>Vol.1 子供の頃から“スチュワーデスのお姉さん”になりたかった私
<元外資系CAその世界を語る>Vol.2 こんな皆さんに読んで頂きたいです!
<元外資系CAその世界を語る>Vol.3 米国ではなく中東のエアラインに狙いを定めた理由
<元外資系CAその世界を語る>Vol.4 地獄の訓練
<元外資系CAその世界を語る>Vol.5 初めての乗務 泣いて笑って

★インスタグラム始めました!@etcetera_japan



この記事をシェアする