「ムラカミを許すな!」 ブラジル日系・美容整形外科医を相手に40名の患者が集団訴訟

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日系ブラジル人美容整形外科医を患者40名が訴える
日系ブラジル人美容整形外科医を患者40名が訴える

40名もの患者が執刀医を訴える、そんな集団訴訟の話題がブラジルから伝えられた。「お前のせいでこんなコトに。お金を返してくれ」「私の人生を返して欲しい。一生恨んでやる」そんな激しい言葉とともに訴えられたのは、ムラカミという名の日系ブラジル人医師であった。



ブラジル・ゴイアス州のゴイアニアという都市で、医師としての実力も怪しいなか、金儲け主義に走っていた美容整形外科医のウェズリー・ムラカミ(Wesley Murakami)という男。何十万円という高いお金を支払い、信頼して施術に挑んだにもかかわらず、ムラカミの粗末な施術のせいで患者たちの顔面は直視できない醜いものへと変貌してしまった。

フィラーとして患者の皮下に注入されたのは、吸収性はなく炎症反応を引き起こすため世界では禁じている国が殆どという、アクリル樹脂のうちのポリメタクリル酸メチル樹脂(Polymethyl methacrylate 略称:PMMA)であった。ブラジルでは5mlの限度内であればこの物質を使っても良いとのこと。それだけに、ムラカミの腕に関しては「とんだイカサマ野郎だ」「医師免許もニセモノだろう」といった批判が集まっている。

ムラカミが二度と医師の看板を掲げることができないようにと、自分達が被った被害を写真で暴露することもいとわず、ついに集団訴訟に向けて立ち上がった40名の患者たち。聞けばほとんどの者が、恥ずかしさや情けなさから何年も泣き寝入りの状態を続けてきたが、1人、また1人と訴える者が現れたことで名乗りを上げる勇気を得たと異口同音に話している。

アレクサンドル・ガーソンさんという患者は2014年にムラカミのクリニックを訪れた際、「顔のすべてのシミを消します」という甘い言葉に誘惑されてしまった。ところが施術が終わって鏡を見たら顔が大きく肥大しており、ガーソンさんがショックでおののいてしまうとムラカミは「大丈夫。腫れはすぐに引きますから」と説明。ところが数か月にもわたり酷い状態が続き、苦情を申し入れてもムラカミは何ら誠意を見せず、そのため法的措置をとるしかなかったという。

また28歳の女性教師は「出血、痛み、腫れにずっと悩まされました。学校に行くことがとても恥ずかしくなり、嫌悪感から顔を髪で思い切り覆い、話をしなければならない時にもいつも下を向いていた。皆さん不思議そうな表情で私を見ていたので辛かった。人生をムラカミにめちゃくちゃにされた気分です」と話している。ロクな人生を歩むわけがないムラカミのような人間。せめてボロ儲けして自分の懐に入れた大金は、さっさと被害者たちに返還することである。



参照:『LAD BIBLE』Plastic Surgeon Sued For ‘Leaving 40 Patients With Deformed Faces’(Photo Credit:FocusOn News) 

(朝比奈ゆかり/エトセトラ)

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