「実は白人」で物議を醸す スウェーデンで人気の褐色のインスタグラム・モデル

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誰がどう見ても黒人に見えるけれど…
誰がどう見ても黒人に見えるけれど…

眉毛やまつ毛までブロンドのような女性は、よく「ブルネットのエキゾチックな美女に憧れる」などと言う。美に関するないものねだり ― この心理は決して悪いものではないはずだが、今スウェーデンではあくまでも褐色の美にこだわる19歳のインスタグラム・モデルについて、是か非かと物議を醸しているという。



インスタグラムが生んだ美しい褐色のモデルで、すでにインフルエンサーと呼ばれるようになっているスウェーデンのエマ・ホールバーグ(Emma Hallberg)さん。何十万というフォロワーを誇る彼女のインスタグラムに並んでいるのは本人の写真ばかりで、その95%において彼女は黒人にしか見えない。

そんな彼女について、フォロワーは「褐色の美女でスウェーデン人ではない」と思ってきたが、ここに来て思わぬ事実が発覚した。その肌の色は日焼けサロンで手に入れたもので、カールの強い黒髪はパーマによるもの。唇もボトックスでわざと膨らませ、眉山を強調した太くて黒々とした眉毛を描くことも、いつも大きなイヤリングをつけていることも、すべて“黒人風”を意識してのことであった。

しかし、そのなりすまし行為は黒人にとって愉快なことではなかったもよう。「黒人女性は白人女性と比較され、お前たちは醜いなどと言われて虐げられて生きてきた辛い歴史がある。侮辱されたような気分で不愉快だ」「真に黒人女性をリスペクトしてやっているようには思えない」「悪ふざけならやめてくれ」と言った厳しい意見が飛び交っている。

しかしショービズでもスポーツでも、今や世界中で魅力的な黒人がたくさん活躍している。もしもこのエマさんに全く悪気がなく、真に黒人女性の雰囲気に憧れているのだとしたら、それは決して悪いことではないようにも思われる。最近は優れた縮毛矯正パーマがあり、ストレートヘアにする黒人女性がとても多い上、それをブロンドに脱色したりすることも。そして白人女性が美容整形外科医のもとで唇を分厚くしてもらっていることを思うと、黒人と白人が互いの素敵な部分を仲良くシェアしているようにも見える。

問題は白人が歩み寄ってくると疑い、拒み、心底恨んでしまうような精神を黒人に植え付けた奴隷制度の歴史にある。『バース・オブ・ネイション(原題:The Birth of a Nation)』というアメリカの映画は、白人を嫌う黒人がなぜいまだに多いのかを現代人に広く理解させてくれた優れた作品である。まだ若いエマさんだが、いつか必ずこうした映画や書物に触れていただきたいと思う。



参照:『indy100』A Swedish Instagram model accused of pretending to be black says she just has a ‘deep tan’ 

画像:『instagram』eemmahallberg

(朝比奈ゆかり/エトセトラ)

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