<世界旅紀行>『ドイツ』その3 ロマンチック街道バス、ローテンブルク観光、ホテル・ミュラー泊

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ネルトリンゲンの美しい街並み(Photo by 朝比奈)
ネルトリンゲンの美しい街並み(Photo by 朝比奈)

~目標は世界遺産・厳選52か所の制覇~

先のドイツその2では、ケルン大聖堂~リューデスハイム観光とライン川クルーズから眺める美しい古城の数々についてご紹介しました。夜に戻って来たフランクフルトではショッピング、食事、レーマー広場での撮影くらいで、ロクに観光らしいことをしていないのがちょっと残念です。大小ドラッグストアでドイツならではの優れた入浴剤やスキンケア製品をたっぷりと買いました。



フランクフルトからどんどん南東方向に向かい、ローテンブルク観光を経ていよいよノイシュバンシュタイン城などがあるホーエンシュヴァンガウへ。この移動は、まずはフランクフルト中央駅スターバックス前に朝8時に集合するツアーバスを利用。ローテンブルクで11時45分に自由解散し、ランチやショッピングを楽しんだらローテンブルク午後1時05分発 のロマンチック街道バス(予約不要のヨーロッパ・バス)に乗り、ホーエンシュバンガウに20時25分着です。夜は憧れだった老舗の「ホテル・ミュラー」に宿泊しました。

海外のホテルに宿泊する際、筆者も1泊ならポイントを貯める目的でおなじみのホテル検索予約サイトを利用することがほとんどですが、連泊する場合にはそのホテルの公式HPにある“Deals and Packages”、“Special Offers”といったメニューを探し、お得な連泊プランがないか確認しています。シャトルバン空港送迎が無料になる、スパ利用券が付く、ディナーを窓際のテーブルで、有名なランドマークが見える部屋に無料でグレードアップなど、ホテル側が色々な特典を用意していることが多いです。今回利用したホテル・ミュラーは2泊3日でも「キャッスルプラン」というお得なプランがあり、それを予約しました。

<フランクフルト>

■聖バルトロメウス大聖堂
フランクフルトの旧市街レーマー広場の東側にあります。色がとにかく特徴的で、カメラの撮影モードもちょっとだけ遊んでしまいました。

聖バルトロメウス大聖堂(Photo by 朝比奈)
聖バルトロメウス大聖堂(Photo by 朝比奈)

■レーマー広場
レーマー広場は、旧市庁舎レーマーを中心に木組みによる切妻型の建物が並んでおり、夜遅くまでにぎわっていました。この広場にある噴水から昔はワインが噴き出して市民に振る舞われていたそうです。

レーマー広場(Photo by 朝比奈)
レーマー広場(Photo by 朝比奈)



<ローテンブルク観光>

ドイツでは必ずここを訪れてと友人に強く薦められていたローテンブルク。ロマンチック街道のハイライトの一つとなる美しい街です。筆者の滞在時間はランチも含めて1時間ちょっと。お土産屋さんも充実していて、これではまったく足りないと思いました。

■レーダー門

レーダー門(Photo by 朝比奈)
レーダー門(Photo by 朝比奈)

■市庁舎
マルクト広場のひと際大きな建物です。正面部分はルネッサンス様式、アーケードの部分はバロック様式、後ろの白い塔はゴシック様式と、見事に異なる建築様式がミックスされた不思議な建物です。

ローテンブルク市庁舎(Photo by 朝比奈)
ローテンブルク市庁舎(Photo by 朝比奈)

この白い塔の高さは52メートル。時間があれば上がってみたかった…街並みがきれいに見渡せて眺めがとても良いそうです。そして市庁舎の目の前にはなぜ玉ねぎ屋さんが…!? なんとバカでかい…と思って近寄ったら球根でした。

玉ねぎじゃないよ!(Photo by 朝比奈)
玉ねぎじゃないよ!(Photo by 朝比奈)

■プレーンライン
ローテンブルクの絵葉書といえばここ。最も有名な撮影ポイントです。高い建物はジーバーの塔(老夫婦みたいな名前!)で、これにコーポルツェラー門と坂道の組み合わせゆえ、「小さな三角」と呼ばれて案内されることもあるそうです。

ローテンブルクの最も有名な撮影ポイント(Photo by 朝比奈)
ローテンブルクの最も有名な撮影ポイント(Photo by 朝比奈)

■オーペレ・シュミードガッセ通り
「デァ・ベッカー・フィッシャー(Der Baecker Fischer)」というパン屋さんです。ドイツ語で「雪の玉」という食べ歩きもできる「シュネーバル(Schneeball)という揚げたお菓子は、ここのものが美味しいと聞きました。

デァ・ベッカー・フィッシャーのシュネーバル(Photo by 朝比奈)
デァ・ベッカー・フィッシャーのシュネーバル(Photo by 朝比奈)

頬張るというよりサクサク、あるいはガリガリッと硬めの感じがするドーナツです。味は淡泊でしたが、意外にパサっとしていて飲み物がないとこれはキツイかもしれません。

■ヘレンガッセ通り
時間がない人はここだけ歩けばOKと言われた、素敵なお土産が買える商店街

感動的な美しさ、楽しさを誇るヘレンガッセ通り(Photo by 朝比奈)
感動的な美しさ、楽しさを誇るヘレンガッセ通り(Photo by 朝比奈)

ここに有名なクリスマスショップ「ケーテ・ウォルファルト (Kathe Wohlfahrt)」があります。市庁舎を背にヘレンガッセ通りを歩いてすぐ右手の朱色の建物です。店内はとても広く、テーマごとにまとめられていて最終的には欲しいものだらけになってしまいます。

右手の朱色のお店です(Photo by 朝比奈)
右手の朱色のお店です(Photo by 朝比奈)

入口にはくるみ割り人形の大きな兵隊さんが立っています。

くるみ割り人形「おもちゃの兵隊」がお出迎え(Photo by 朝比奈)
くるみ割り人形「おもちゃの兵隊」がお出迎え(Photo by 朝比奈)

筆者もとても素敵なツリー用オーナメンを4つほど買いました。店内はものすごくキラキラ。クリスマスまで仮に11か月あったとしても存分に楽しめると思います。

今回の旅行で購入したオーナメントのうちの2つ(Photo by 朝比奈)
今回の旅行で購入したオーナメントのうちの2つ(Photo by 朝比奈)

シュタイフ製テディベアを購入することができる「テディランド」にもお客さんが続々と入って行きます。等身大だという大きなテディベアが入口に立っていて、優しい笑顔で迎えてくれます。

童心に帰ってフワフワ感が織りなすファンタジーを堪能(Photo by 朝比奈)
童心に帰ってフワフワ感が織りなすファンタジーを堪能(Photo by 朝比奈)

テディランドには様々なカテゴリーのブロックが設けられ、そこに無数のテディベアがいて大きさも好みのものが選べます。シュタイフ製のテディベアはやはり作りがしっかりしていて、プレゼントにも最高ですがコレクターがいるのもうなずけます。ぬいぐるみなんて、と言わず男性の方も入ってみて下さい。

食事はカフェでと思っていたら、12時半とあってものすごい混みようでした。観光シーズンのローテンブルクは本当にどこのお店も混んでいるのでお気をつけ下さい。結局は飲み物とプレッツェルを店頭で購入し、ヨーロッパ・バス社が運行する「ロマンチック街道バス(南下)」に乗ってローテンブルクを後にしました。

妙に美味しくて、滞在中何個食べたかわからないプレッツェル(Photo by 朝比奈)
妙に美味しくて、滞在中何個食べたかわからないプレッツェル(Photo by 朝比奈)

ロマンチック街道バスはどんどん南に進んで行くなか所々で休憩時間があり、バスを降りてちょっとした観光ができるようになっています。

<ディンケルスビュール>
ディンケルスビュールは手工業や交易により栄え、かつ戦争の爪痕が残っていない珍しい町だそうです。1440年頃に建てられた木組みの建物はどれも美しく、感動的でした。

ディンケルスビュールも可愛らしい街(Photo by 朝比奈)
ディンケルスビュールも可愛らしい街(Photo by 朝比奈)

街を散策すると、とにかく目を引くのが美味しそうなアイスクリームショップでした。クレジットカードを使わないショップは小銭を消化するのにもバッチリ! 何度か買って食べたものです。

ドイツのアイスクリームは本当に美味しい!(Photo by 朝比奈)
ドイツのアイスクリームは本当に美味しい!(Photo by 朝比奈)

<ネルトリンゲン>
はるか昔にここに隕石が落ちて丸い窪みが出来たため、そこを城壁で囲い、町を形成したそうです。空撮の写真ではそれがよくわかるのですが、実際にその街を歩いていてもまったくそういう実感はありません。ここの建物は同じ木組みでもほかと比較するとかなり大型で赤い屋根ばかり。妙に統一感があります。

このテラスはホテルのレストラン部分(Photo by 朝比奈)
このテラスはホテルのレストラン部分(Photo by 朝比奈)
ネルトリンゲンの聖ゲオルク教会(Photo by 朝比奈)
ネルトリンゲンの聖ゲオルク教会(Photo by 朝比奈)

<アウグスブルク>

アウグスブルク市庁舎(Photo by 朝比奈)
アウグスブルク市庁舎(Photo by 朝比奈)

初代ローマ皇帝であるアウグストゥスによって築かれた町。この市庁舎は地味に見えますが、中には1643年に完成となった「黄金の間」があり、仏パリのオペラザ顔負けという金ピカの装飾がなされていて一見の価値があるそうです。残念ながら見学の時間はありませんでした。



<ヴィース>

バス停から少し歩くヴィースの巡礼教会(Photo by 朝比奈)
バス停から少し歩くヴィースの巡礼教会(Photo by 朝比奈)

牧草地が広がるシュタインガーデンという村に、実にポツンと「ヴィースの巡礼教会」が建っています。1983年には世界文化遺産として登録されました。年間100万人もの巡礼者が訪れるといい、こうした小さなホテルに宿泊するようです。

しっかりと見学したい場合は宿泊という手段も(Photo by 朝比奈)
しっかりと見学したい場合は宿泊という手段も(Photo by 朝比奈)

ところで、よく「ヴィースの巡礼教会=白亜の教会」などと表現されるようですが、実際には白とほのかな薄紅色のツートンカラーでした。

淡いピンクとホワイトのツートンカラーが素敵(Photo by 朝比奈)
淡いピンクとホワイトのツートンカラーが素敵(Photo by 朝比奈)

実はもう夕方で、教会がわざわざ照明をつけてくれているはずもなく、キリストの復活や最後の晩餐などが描かれているという天井のフレスコ画、主祭壇に飾られている「鞭打たれるキリスト像」、「見捨てられたキリスト像」などが見どころと言われても内部はすでに暗く、ガイドブックに紹介されているようなあの鮮やかで美しいイメージをそのまま拝むことは出来ませんでした。その時、私たちしか見学者がいなかった理由がよくわかりました。

ヴィースの巡礼教会、天井のフレスコ画(Photo by 朝比奈)
ヴィースの巡礼教会、天井のフレスコ画(Photo by 朝比奈)
夕方のヴィースの巡礼教会はこんな感じ(Photo by 朝比奈)
夕方のヴィースの巡礼教会はこんな感じ(Photo by 朝比奈)

こんな暗い写真をわざわざ載せる人など見たことない、そう叱られてしまいそうですが、ロマンチック街道バスを利用して夕方にヴィースの巡礼教会を見学しようと考えていらっしゃる方には、これらの写真が参考になるかもしれません。シーズンによる日没時刻にどうかお気をつけ下さいね。



<ホーエンシュヴァンガウ>

ロマンチック街道バスの終点となるフュッセンに泊まるか、その手前のホーエンシュヴァンガウで降りて停まるか、これは非常に迷いました。フュッセンの方がお手頃な値段のホテルが多いのです。それでも選んだのはホテル・ミュラー。お城との近さ、憧れ、そして「キャッスルプラン」の魅力には敵いませんでした。

ホテルミュラーとノイシュバンシュタイン城の距離感(Photo by 朝比奈)
ホテルミュラーとノイシュバンシュタイン城の距離感(Photo by 朝比奈)

いつもは3つ星ホテルで全く平気なのですが、こういう世界的に有名な観光地ではグレードの高いホテルも必ず見るようにしています。最高の満足感を味わえるのに庶民でも泊まれる割安なお値段設定 ― こういうお宿を探すのはとても楽しいものです。ホテル・ミュラー2泊3日の「キャッスルプラン」の特典内容は、テラスからノイシュバンシュタイン城が見える、2つのお城の見学チケットをフロントで準備しておいてくれる、ノイシュバンシュタイン城まで(けっこうな上り坂)片道の馬車利用券、ディナーつき、お城が見える美しいサンルームでの朝食など。本当にゴージャスで、これを利用しない手はないと感じました。

ホテル・ミュラーの客室、ウェルカムドリンクはワイン(Photo by 朝比奈)
ホテル・ミュラーの客室、ウェルカムドリンクはワイン(Photo by 朝比奈)
ホテル・ミュラーのバスルーム(Photo by 朝比奈)
ホテル・ミュラーのバスルーム(Photo by 朝比奈)
ホテル・ミュラーで遅めのディナー(Photo by 朝比奈)
ホテル・ミュラーで遅めのディナー(Photo by 朝比奈)

この日はもう遅いのでこのまま就寝です。テラスからの眺めもロマンチックでした。

テラスからノイシュバンシュタイン城が(Photo by 朝比奈)
テラスからノイシュバンシュタイン城が(Photo by 朝比奈)

ドイツその1ではハンブルク~ブレーメンについてご紹介しました。次回のドイツその4では、ノイシュバンシュタイン城、ホーエンシュバンガウ城の見学などをお届けします。どうぞお楽しみに…!

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(朝比奈ゆかり/エトセトラ)

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