<元外資系CAその世界を語る>Vol.21 素晴らしい社員寮! でもインターネット環境は…!?

この記事をシェアする
ベルリンのステイで大聖堂へ(Photo by 佐藤めぐみ)
ベルリンのステイで大聖堂へ(Photo by 佐藤めぐみ)

~外資系エアラインのCAとして世界81都市に飛んだ日々~

■社員寮は9階建の大きなマンション

私が暮らしていた社員寮はとても新しく綺麗で、ジムもあり快適でした。家電や家具など生活のために必要なものはすべて完備され、家賃や公共料金といったものもかかりません。

完全に洋風の造りです(Photo by 佐藤めぐみ)
完全に洋風の造りです(Photo by 佐藤めぐみ)

社員寮での喫煙と飲酒は禁止で、マンションのエントランスにはセキュリティー・スタッフ(男性)がいます。男性を部屋に連れて来てよいのは朝7時から夜の10時まで。男女を問わず訪問者はエントランスで名前と出入り時刻をきちんと記入し、セキュリティーがそれを毎日会社に提出しますから、誰と付き合っているかなど交友関係はかなり把握されてしまいます。



ところで、お酒に関しては出勤時間の12時間前から飲酒は禁止という厳しいルールがあります。これは安全な運行上とても大切なことで、どのエアラインにも飲酒に関する厳しいルールがあるはずです。また出勤後にアルコール検知器器によるランダムな検査がなされる事もありました。これを破ったら「Go home!」あるいは「マサラマ(アラビア語でさようなら)」と言われるのみです。

社員寮の部屋は2人でシェアとなりますが、不自由だと感じたことは1度もありません。広いキッチンには冷蔵庫、洗濯機、オーブンが、そして居間にはテーブルと5人分のソファー、テレビが備え付けられています。

丸焼きが出来るオーブンも(Photo by 佐藤めぐみ)
丸焼きが出来るオーブンも(Photo by 佐藤めぐみ)
さすがにこのテレビは変わっていると思います(Photo by 佐藤めぐみ)
さすがにこのテレビは変わっていると思います(Photo by 佐藤めぐみ)

これらをルームメートとシェアするのですが、“かち合う”ということがまずないのです。なにしろ片方は朝に寮に戻り、片方は深夜のフライトを控えて夕方近くまで寝ている。国際線の乗務とはそんなものですから、たまに顔を見ると挨拶は「久しぶり! 元気だった?」となります。これは面白いことでした。

そして個々の部屋は日本の10~12畳間くらいと大変広いです。寝室にはデスク&チェア、とても大きなベッドとクローゼットがあり、そして洗面台とトイレ、シャワーブース&バスタブが備えられたバスルームが1人ずつに与えられます。



■アダルトはご法度!=テレビやインターネット環境

イスラム教国では映像や写真ばかりか、アニメやタイトルについても猥褻か否かの判断にとても慎重になります。『セックス・アンド・ザ・シティ』なんて、タイトルからして検閲官に睨まれてしまうのでしょう。ちなみに映画『セックス・アンド・ザ・シティ2』の撮影の舞台はアブダビでした。意外にも寮の部屋のテレビでそれを鑑賞することが出来ましたが、“サマンサ”が何かしゃべる度にセリフが消され、雰囲気が怪しくなるとモザイクざらざら(苦笑)。ホットすぎる彼女のせいで作品はカット部分だらけとなり、内容など半分もつかめませんでした。

(次のページへ)