アルビノ、白斑、そしてダウン症…異色のファッションモデルたち その3 ウィニー・ハーロウ

この記事をシェアする
そもそも肌色で異彩を放つウィニーさん。
そもそも肌色で異彩を放つウィニーさん。

ファッションモデルである自分自身のことを紹介される時、彼女たちの場合はそこに必ず“異色のモデルとして頑張っている”という言葉が付いてしまう。しかしそれで凹んだりはしない。なぜなら、人々に見て楽しんでもらうことを身上とするモデル業において「異彩を放つ」ということは、アドバンテージにつながることでもあるのだ。先には真っ白な肌のアルビノとして生まれたタンド・ホパさん、そしてダウン症候群であるマデリーン・スチュアートさんをご紹介したが、このたびは褐色の肌のところどころに真っ白い白斑が広がるも一流ファッションモデルとして活躍中の女性、ウィニー・ハーロウさんである。



「私の代名詞は“尋常性白斑症患者”ではない」― ウィニー・ハーロウさん

現在「トミー・ヒルフィガー」ブランドの広告塔の一人として活躍中のウィニー・ハーロウさん。日本でのイベントのため、来日を果たしたばかりだ。同ブランドのランウェイやHP、オンラインショッピング・サイトはもちろん、世界のファッション誌の表紙を飾り、有名イベントに出席するウィニーさんはどんな女性なのであろうか。

カナダ・トロント出身の24歳であるウィニーさん。皮膚の色素細胞であるメラノサイトが減少して肌の色が抜け、それが徐々に広がっていく原因不明の「白斑症」を抱えている。子供時代は壮絶ないじめにあっていたといい、高校もそれを理由に中退していた。しかし彼女は外見をあれこれ言われても、笑われても「私は私。自分を大切にして生きていかなければならない」と心に誓った。そんな中でシャノン・ブードラムさんという女性カメラマンとの出会いがあり、彼女の導きのおかげでソーシャルメディアを活用しながらモデルとして売り込むことを始めたそうだ。

ついにチャンスが訪れたのは2014年。モデル育成のための人気オーディション番組『アメリカズ・ネクスト・トップ・モデル』に出演したことで業界の人々の目に留まり、欧州の有名ブランドである「Diesel」や「Desigual」がさっそく仕事をオファーしてくれた。



モデルとしての地道な活動が続く中、少し前には本人も「嬉しくて舞い上がった」というなんとも素晴らしい出来事があった。ランジェリーブランドとしてショーでは肌を思い切り露出させる「ヴィクトリアズ・シークレット」までが、ウィニーさんをモデルに選んだのだ。褐色の肌ゆえに全身のあちこちに広がる白斑はとても目立つが、あと1か月もなく始まる「ヴィクトリアズ・シークレット・ショー2018」のランウェイを彼女は堂々と歩き、大きな拍手喝さいを浴びることだろう。

なんとか異彩を放とう、他とは一線を画した美しさを表現しようと躍起になるこの業界。ウィニーさんを見た瞬間に彼女がひときわ輝く宝石のような存在であることを感じた ― 彼女を起用したブランドは異口同音にそう語っている。ウィニーさんにはありのままの外見、そして自分を大切にする人間だけが醸す特別な自信があふれている。それも大きな魅力の1つではないだろうか。

画像:『Tommy Hilfiger』Tommy Icons

(朝比奈ゆかり/エトセトラ)

【こちらの記事もどうぞ】
アルビノ、白斑、そしてダウン症…異色のファッションモデルたち その2マデリーン・スチュアートさん
アルビノ、白斑、そしてダウン症…異色のファッションモデル3名の生き方が素晴らしい その1 タンド・ホパ
今すぐマネしたい!キアラ・フェラーニに学ぶ秋ファッション!
<露>生放送の討論番組で49歳女優が客席の女性を引っ叩く! ダウン症の息子をバカにされて
ミランダ・カーも“キリンの赤ちゃんポーズ” これでインスタ映えする美ボディに
★インスタグラム始めました!@etcetera_japan