<洋楽マニア>スキッド・ロウ『I Remember You』 当時の超美形ボーカルは“ボトル事件”のあの人

1980年代に結成後、超美形、でも超暴れん坊なセバスチャン・バックの歌声とハードロックを超えた楽曲の数々で話題をかっさらったのがこのスキッド・ロウ。中でも1989年にリリースされた『I Remember You』はヒットし、多くのアメリカの学校では「プロムにはこの曲がなくちゃ」と言われたほど若い世代に愛されたのだとか。しかし…。
この超美形なボーカル、セバスチャン・バックはステージに上がると超荒々しい暴れん坊に。89年にはステージで話をしている際に観客席からボトルが投げ入れられ、運悪くセバスチャンに命中。それに激怒したセバスチャンは「どいつがやりやがった、クソ野郎」「お前か、この野郎」と手がつけられぬ状態となり観客を指さすしまつ。無理やり演奏を再開したメンバーら、そしてファンのため歌い始めるも直後にボトルを観客席に投げつけ別人(女性)に命中させ、大騒動になった。この際セバスチャンは怒りにまかせ観客席に飛び降り大暴れするという問題行動を起こし、その出来事は今も多くのファンが覚えている。
「こう言いたい。マジで申し訳ないって。バカなことをしちまった。ひでえ出来事だったぜ。」
数年後に当時をそう振り返り反省の弁を述べたセバスチャンは、多額の示談金を現金でし払うなどしたことも告白。現在はソロでの活動がたびたび注目され、特に2007年にリリースされたアルバム『Angel Down』はメタル作品としてもハードロック作品としても高く評価された。
ちなみにセバスチャンは歌唱力を認められブロードウェイにも進出。アニメ『スポンジ・ボブ(原題:SpongeBob SquarePants)』には何度か声優として参加し、ファンを喜ばせた。ファンサービスもする人らしく、筆者の友人はセバスチャンのコンサートでセバスチャンに手をさし出したところ、飲みかけの水を「おお、これか? やろうじゃねえか」と手渡されたという。現在50歳だというセバスチャンだが、豪快な彼の活動にまだまだ期待できそうだ。
動画:RHINO『YouTube』Skid Row – I Remember You (Official Music Video)
(Kayla星谷/エトセトラ)
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