あの人は今 エリザベス・スマートさん、全米を震撼させた誘拐事件から16年

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今は公演活動なども行っているエリザベスさん。
今は公演活動なども行っているエリザベスさん。

最も安全であるはずの自宅にいながら、侵入者により誘拐され9か月ものあいだ犯人の“妻”として拘束されたエリザベス・スマートさん(30)。当時まだ14歳だった彼女はその後無事に保護され今は妻、そして母になっているが、あまりにも痛ましい事件が今もなお彼女を苦しめていることは間違いない。



2002年6月のこと、ユタ州の自宅で妹と就寝中、エリザベス・スマートさんは侵入者に誘拐されるという悲劇に見舞われた。たまたま両親は不在だったというが一緒にいた妹は難を逃れ、その晩ひとり自宅から連れ去られたエリザベスさんは、ブライアン・ミッチェルなる男に妻として扱われ性的暴行を繰り返されるように。この男によるエリザベスさん監禁を補助したのはなんとその妻ワンダ(Wanda Barzee)であったことも、後に全米で大きく報じられた。

ちなみにエリザベスさんの救出につながったのは、「指名手配されている者に似た人がいる」とたまたま気付いた人がすぐに通報してくれたため - そのおかげで無事に家族の元に戻ったエリザベスさんは現在すでに30歳で、自身の経験をもとに「子どもの安全をどう守るか」「被害者はどう立ち直りの道を模索すべきか」などにつきたびたび公演なども行っており、いかに幼かった自分が強引に山へと連れ去られたか、どんなに酷い目に日々あっていたかを告白。また救出後には、母からの以下のアドバイスが彼女を救ったと話している。



「エリザベス、犯人たちがあなたにした事は酷い事よ。人生のうち9か月もの時間を奪ったんだもの。でも幸せになりなさい。それが一番のリベンジになるのだから。そして前向きに生きるの。自分を可哀想だなんて思っちゃだめ。過去の出来事にとらわれることで、奴らにもっと多くの時間を奪われるだけだもの。そんな価値はない人達よ。」

犯罪に巻き込まれ、その後も暗い過去の記憶に苦しむ人は多いという。しかしエリザベスさんは多くの公演会で「何が自分に起きたにせよ、誰もが幸せになる価値があるのです」「イヤな過去に、人生をメチャメチャにされる必要なんてちっともないのです」と話しており、自分も立派に大人になり結婚をしたこと、そして家族をもうけたことも明かしている。



とりわけ性的被害が絡む事件の被害者の多くは、告発もできず、被害を自身の恥であると思いこみ、犯人を恐れ、PTSDにも苦しむという。そして何度も過去を振り返り苦悩するというが、エリザベスさんは母のアドバイスに忠実に従い、過去にとらわれたまま時間を過ごすのはやめたという。むろんそういう被害の多くは簡単には乗り越えられぬもので、エリザベスさんの葛藤も想像できぬほど大きかったに違いない。泣き寝入りをしないこと、必要であればカウンセリングを受ける事、被害を恥として自分を責めないこと - そうすることで幸せな将来を逃さずに済むと語るエリザベスさんは、現在3人目の赤ちゃんを妊娠中だ。

画像:『Instagram』elizabeth_smart_official

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(Kayla星谷/エトセトラ)

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