『ホワイトハウス・ダウン』 ~ 娘を救うべく命をかける父の壮絶な戦い

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父は娘の命を救えるか?(画像:2013/05/02 に公開YouTube『WHITE HOUSE DOWN - Official Trailer - In Theaters June 28th)』のサムネイル)
父は娘の命を救えるか?(画像:2013/05/02 に公開YouTube『WHITE HOUSE DOWN – Official Trailer – In Theaters June 28th)』のサムネイル)

『ホワイトハウス・ダウン(原題:White House Down)』 2013年日本公開
監督:ローランド・エメリッヒ 
主演:チャニング・テイタム、ジェイミー・フォックス

『インデペンデンス・デイ』『スターゲイト』といったSF大作から超ド級のアクション作品に至るまで、数多くの映画を手掛け大ヒットさせてきたローランド・エメリッヒ監督。その監督が当時30代前半だった俳優チャニング・テイタムを父の役に起用。難しい年頃の娘を救おうと死闘を繰り広げる勇敢なキャラクターを演じさせ、多くの映画ファンを大興奮させた。



ホワイトハウスが大好きで詳しく、政治にも興味津々な女の子エミリーちゃん(ジョーイ・キング)。そんな彼女の母と離婚済みの父ジョン(チャニング・テイタム)は米シークレットサービスへの転職を希望しているが、なかなかうまく行きそうにないため少々落胆気味だ。そんなジョンが娘のエミリーちゃんをホワイトハウス見学ツアーに連れて行った日、なんと武装集団がホワイトハウスを襲撃。あまりにも壮絶な闘いが始まるなか娘とはぐれたジョンは、娘を救うためにホワイトハウス内を探し回る事に。ジェイミー・フォックス演じる大統領と出会い行動を共にしながら、ジョンは何としても娘を救い出すべく奮闘し、娘はそんな父にどのような感情を抱くのか。

ヒヤヒヤさせられるシーンの連続に思わずのけぞる大興奮のアクション映画ながら、ドンパチやアクションだけが見せ場ではなくその根底にある親子の愛情が非常にうまく描かれ、しかも少しだけ笑わせてくれるシーンもまじえた秀作に仕上がっている。ラストはいかにも「アメリカ映画だな」とアメリカ映画好きをうならせるシーンになっているが、政治的な要素もおおいに絡んでいるため、国際問題と政治に関心がある筆者にとっては非常に興味深い作品であった。そして“悪役”の心の中には、複雑な過去の経験から実は決して少なくない人が抱えている喪失感、怒り、そして悲しみも - 「チャニング演じるジョンの父性だけがこの映画のメインテーマではない」と考えて鑑賞すると、観た後によりアメリカの現実に興味を抱いていただけるはずだ。



おそらくほとんどの親は、我が子のためならば死ぬ覚悟で闘うのだ。そしてこの映画のチャニングが「絶対に諦めない」と闘う姿は、父性愛、勇気、そして正義に満ち溢れ、「カッコ良い」の一言に尽きる。ちなみに元ストリッパーだったチャニングはダンス主体の青春映画などにも出ていたため多くのファンが女性で、過去には米『PEOPLE』より「Sexiest Man Alive」に選ばれたことも。しかし踊って魅せるだけの俳優でないことを同作品で証明した彼が、多くの男性を含む新たなファン層を獲得したことは言うまでもない。

動画:Sony Pictures Entertainment『YouTube』WHITE HOUSE DOWN – Official Trailer – In Theaters June 28th

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(Kayla星谷/エトセトラ)

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