<英>精神疾患の孫が94歳祖母を殺害 「認知症だし死んだ方が本人も幸せ」

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認知症の94歳祖母が孫に殺される
認知症の94歳祖母が孫に殺される

昨年11月、英エセックス州バックハースト・ヒルの介護施設「フォレスト・プレイス・ナーシングホーム(Forest Place Nursing Home)」で、認知症につき入居していた94歳の女性が孫に殺害される事件が起きていた。このたびその裁判がチェルムスフォード刑事法院で行われたが、孫が精神疾患を抱えていることもわかり、殺人罪の適用は厳しい様相を呈している。



祖母ルビー・ウィルソンさん殺害の容疑で起訴されていたのはロンドンに暮らす孫のアントニー・ジェニングス(33)。共有スペースであるラウンジでティータイムを楽しんでいる二人は職員の目には幸せそうに見えたが、午後1時頃にルビーさんの部屋へ移るとアントニーは豹変。その後、ある看護師を捕まえて「祖母を殺した」と驚くようなことを告白したという。

看護師がルビーさんの部屋を確認すると、彼女は椅子に座って首から血を流していた。頸動脈や頸静脈など複数個所を切られたことにより床は血の海と化していた。凶器はアントニーが持ち込んだ刃渡り20cmのパン切り包丁で、かばんからは刃渡り8cmのナイフも出てきたという。

裁判において、「祖母はもう死んだ方が幸せ。もうこれ以上生きていても苦しかったり痛かったりするだけ。いずれ認知症では死んでいるも同然。混乱して家族のことも誰だかわからないし、見ていて辛かった」と述べたアントニー。故意の殺人であったことを認めず、限定責任能力を理由に過失致死罪として裁かれるべきだと主張した。過去にも複雑な精神症状を呈するなど、複数名の精神科医が診察した結果アントニーは妄想性統合失調症と診断されていた。



しかし検察側は「被告は祖母を殺害した事実を受け入れている。殺人罪を否定しても殺害の意図があったことは明白。こちらは限定責任能力を認めるつもりはない」と徹底抗戦の構えをみせており、アントニーの精神疾患に対する解釈が少なからず影響するこの裁判の行方に多くの人々が注目している。一方で、週に1度の訪問を欠かさなかった他の家族は深い悲しみに暮れている。ルビーさんは優しい笑顔で施設内の誰からも愛されていたという。

参照および画像引用:『METRO』Grandson slit grandma’s throat ‘because he couldn’t take her dementia anymore’ (Credit:SWNS)

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(えと みちる/エトセトラ)

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