英大手玩具メーカー「WOW Toys」令嬢(15)が急逝 パンに含まれていたゴマでアナフィラキシーショックか

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バケットサンドでアナフィラキシーショックを起こす
バケットサンドでアナフィラキシーショックを起こす

可愛らしい丸みを帯びたプラスチック製のおもちゃで世界中の子供たちに大人気 ― 英・大手玩具メーカー「WOW Toys」社CEOの令嬢が、このほどわずか15歳にして不慮の死を遂げた。原因は食品に対する深刻なアレルギー。空港の売店でバケットサンドを購入し、フライト中の機内でアナフィラキシーショックを起こしたという。



休暇のため、家族とともにロンドンから仏ニースへ向かうブリティッシュ・エアウェイズのフライトを利用したWOW Toys社ご令嬢のナターシャ・エドナン=ラペルーズ(Natasha Ednan-Laperouse)さん。彼女は出発前、ヒースローター国際空港ターミナル5にあるサンドイッチのファストフードチェーン「プレタ・マンジェ(Pret a Manger)」で“アンティチョーク、オリーブ&タプナード”というバケットサンドを購入していた。

ナターシャさんはそれを食べてアナフィラキシーショックが起きたものと考えられており、機内では、父親が持っていた急性アレルギー症状の進行を一時的に緩和するための補助治療剤「エピペン(EpiPen)」を2回分使用してみたものの、搬送先の病院で死亡したという。事件性の有無、食品や調理過程での衛生管理、アレルギー物質を含む食品の原材料表示、ブリティッシュ・エアウェイズのクルーの対応や処置など、ロンドンの各当局がこの件についてあらゆる観点から調査を行っている。

現在この件に関してアレルゲンとして疑われているのはバケットに含まれていたゴマだという。特に食品におけるアレルゲンの情報提供に問題がある場合、遺族が民事訴訟を起こすケースは多い。しかし店名しか表示のないラップやペーパーとともにトレイで提供されたり、「アレルギーの心配のある方はお申し出下さい」といった店先やカウンターの表示も目立たないのが実情であろう。

日本ではアレルゲンについて「表示が義務付けられた特定原材料」「表示が推奨されている原材料」の2種類に分けられている。加工食品の製造にあたるメーカーのHPを見ると必ず示されているものだが、前者は【卵、乳成分、小麦、そば、落花生、えび、かに】とすでに有名だが、後者は【あわび、いか、いくら、オレンジ、キウイフルーツ、 牛肉、くるみ、さけ、さば、大豆、鶏肉、バナナ、 豚肉、まつたけ、もも、やまいも、りんご、ゼラチン、 カシューナッツ、ごま】とある。意外にも注意すべき食品の種類が多いことには驚くばかりだ。



参照および画像引用:『Circulation News』Millionaire toy tycoon’s daughter died of allergic reaction to Pret sandwich

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(朝比奈ゆかり/エトセトラ)

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