拒食症女性に名医が「あんたは歩くガイコツ。ホラー映画に出なさい」と言い放った深い訳

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やっとお粥が食べられるようになったクリスティーナさん
やっとお粥が食べられるようになったクリスティーナさん

体重わずか38ポンド(17.2kg)という拒食症に苦しむ女性がロシアにいる。ほかの拒食症患者ならすでに命を落としているような体重だとして、匙を投げてしまっていた地元の医師やカウンセラー。しかし彼女にはついにその道のオーソリティーに会いに行った。陰には彼女を真に心配する人々の温かい支援があったようだ。



カザフスタンとの国境にも近い、ロシア南部の町バルナウルに暮らすクリスティーナ・カリヤギナ(Kristina Karyagina)さんは現在26歳。彼女が長きにわたり好んできた食事といえばリンゴとバナナ、水やジュースをほんの少しずつ。すでに骨と皮ばかりにやせ細り、肌には20代の女性らしい艶も色味もない。免疫力の低さ、心臓ほか臓器損傷の心配、精神面など自分が抱えている問題は十分に理解しているが、それでもしっかりとした食事をどうしても受け付けない彼女には、摂食障害を専門とする地元の医師やカウンセラーも匙を投げてしまっていた。

それでも自分はまだ20代の若さであり、藁をもすがる気持ちでクリスティーナさんは母親とともにロシア西部のニジニ・ノヴゴロドに飛び、その道のオーソリティーであるゴランド博士と面会した。クリスティーナさんのあまりの悲惨な状況を知ったリアリティ番組『Doma-2』のスター、マリア・コクノさんが「彼女には私がかつてお世話になったゴランド博士を紹介したい。是非とも博士のカウンセリングを受けて」としてセッティングしてくれたのだ。

インスタグラムを通じて52万人ものフォロワーに呼びかけたことで、旅費についても18万円を超える募金を集めてくれたマリアさん。これにゴランド博士も「無料で診てあげたい」と申し出てくれた。そしてゴランド博士はクリスティーナさんに会ったが、彼女の心に寄り添い、同情するだけには留まらなかった。博士はあることをクリスティーナさんに提案したのだ。

「あなたにも生きていく方法があります。もうありのままの自分をさらけ出し、その外見を利用し、それを笑いに変えて生きていくのです。」

「歩くガイコツ、生きたガイコツ。それでいいじゃないですか。ホラー映画に出演してみてはどうですか? 私も推薦しますよ。」

なんともハッキリと残酷なことを言われて、ムッとしてしまったクリスティーナさん。しかし改めて自分の外見を客観的に見ることができたのだろう、彼女は治療2日目にして数か月ぶりにリンゴやバナナ以外の物にも手を伸ばすようになった。母マリーナさんは「数日前、私はついに娘がカーシャ(お粥)を食べるのを見たのです。目を疑いました」と大変嬉しそうに語っている。

拒食症患者としての意識や人生観を180度ポジティブなものに転換させようと促しながら、実にキツく嫌味な言葉で患者を刺激したゴランド博士。どんな時にそう言えば効果があるか、その道のオーソリティーにしかわからない絶妙なタイミングもあるのだろう。摂食障害は家族の愛情や親身なケアで治せるものではない。早めに専門家のもとを受診することが必要だと言われている。



参照および画像引用:『Ibex News 24』Anorexic woman, 26, who weighs just 38lbs is cruelly told by her doctor she could play a living corpse in a horror movie(Photo:©CEN/©mary nova888)

★インスタグラム始めました!@etcetera_japan

(朝比奈ゆかり/エトセトラ)

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