<世界旅紀行>『フランス』その3 ~これだけは見ておきたい編~ ルーブル美術館とオルセー美術館 

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駅舎の面影がそのままのオルセー美術館
駅舎の面影がそのままのオルセー美術館

~目標は世界遺産・厳選52か所の制覇~

<ルーブル美術館>

まずはルーブル美術館からです。その巨大さについて、実際に出かけた者は必ず「本当に大きいのよ。1日ではとても回り切れないから」と力説するものです。元は城館で、そして百年戦争の間は武器庫や牢獄として機能し、フランス革命を経て1793年にやっと美術館として開館しました。美術・工芸品、ナポレオンの戦利品が展示されるようになり、入口を兼ねるルーブル美術館の有名なガラス張りのピラミッドは1981に完成したそうです。



このピラミッドから地階に降りたらそこが各翼への入口です。まずは日本語の館内地図をもらいます。無料の荷物預かりコーナーもありますが大混雑です。できるだけ軽装で入場した方がよさそうです。

ルーブル美術館の館内マップ
ルーブル美術館の館内マップ

建物はリシュリュー翼、シュリー翼、ドゥノン翼の3つからなりますが、エレベーターは日本でいう1階を示すボタンが「0」、2階を示すボタンが「1」、3階を示すボタンが「2」であることには要注意です。

日本の1階は0階であることに注意
日本の1階は0階であることに注意

前回のルーブル見学では、ひとつひとつの作品に感動しながらじっくりと時間をかけて回ったせいで腰と足に痛みが生じ、大失敗でした。まともに見ていたら実は1週間あっても足りないはずなのです。2回目のルーブルではその反省点を生かし、「早回りでも満足するルーブル攻略法」「ルーブル美術館、これだけ見れば十分だ」「人気作品に絞ったルーブル攻略法」などと謳った複数のサイトを、事前にじっくりと研究しておきました。

その結果、これだけ見ておけば『私もルーブル美術館に行ってきた』と言えるかも!というリストを自分なりに作り、それを何とか達成できました。フロアの順番こそ守りましたが、作品を見て回った順番は結構テキトーでした。理由はほかの素晴らしい作品に目を奪われて“寄り道”も多々したことと、それから団体客が集まってじっくりと説明を受けているような絵は後回しにしたためです。これからルーブル美術館にお出かけになる皆さまにとって、この記事が少しでもお役に立てれば光栄です。

スタートはなんといってもドゥノン翼の1階(日本でいう2階)にある「モナ・リザ」から。ここは本当に混雑しているので、できるだけ早い時間に見ておくことが大事なようです。

(フロアの階数は館内マップに合わせてあります)

1.ドゥノン1階からスタート

1階(日本でいう2階)
1階(日本でいう2階)
モナ・リザ(レオナルド・ダ・ヴィンチ)
モナ・リザ(レオナルド・ダ・ヴィンチ)
カナの婚礼(ヴェロネーゼ)
カナの婚礼(ヴェロネーゼ)
岩窟の聖母(レオナルド・ダ・ビンチ)
岩窟の聖母(レオナルド・ダ・ビンチ)
聖母子と聖アンナ(レオナルド・ダ・ヴィンチ)
聖母子と聖アンナ(レオナルド・ダ・ヴィンチ)
ナポレオン1世の戴冠式(ジャック・ルイ・ダヴィッド)
ナポレオン1世の戴冠式(ジャック・ルイ・ダヴィッド)
ナポレオン3世の居室
ナポレオン3世の居室
ナポレオン3世の居室
ナポレオン3世の居室



この後、混雑している大きな階段から0階に下ります。そこが展示室703、有名な「サモトラケのニケ」です。これは階段の上り下りにより色々な角度から楽しめるようになっています。

サモトラケのニケ
サモトラケのニケ

2.シュリー0階へ

0階(日本でいう1階)
0階(日本でいう1階)
ミロのビーナス
ミロのビーナス

3.ドゥノン0階に移る

瀕死の奴隷と抵抗する奴隷(ともにミケランジェロ・ブオナローティ)
瀕死の奴隷と抵抗する奴隷(ともにミケランジェロ・ブオナローティ)
聖母子と聖ヨハネ(ラファエロ・サンティ)
聖母子と聖ヨハネ(ラファエロ・サンティ)

4.リシュリュー0階に移る

ハムラビ法典
ハムラビ法典

5.リシュリュー2階へ上る

2階(日本でいう3階)
2階(日本でいう3階)
レースを編む女(ヨハネス・フェルメール)
レースを編む女(ヨハネス・フェルメール)
マリー・ド・メディシスの生涯(ルイ・ベロー)
マリー・ド・メディシスの生涯(ルイ・ベロー)
フランス王妃マリー・ド・メディシスの生涯がテーマのルーベンス・ギャラリー
フランス王妃マリー・ド・メディシスの生涯がテーマのルーベンス・ギャラリー

6.シュリー2階に移る

ショパンの肖像(ウジェーヌ・ドラクロワ)
ショパンの肖像(ウジェーヌ・ドラクロワ)

7.マイナス1階(半地下1階)に下がる

半地下1階
半地下1階

中世の遺跡、彫刻を堪能しました。このあたりはダイナミックな彫刻が並び、床も天井も必見。地中海沿岸の芸術に思い切り触れることができます。

マグダラのマリア(グレゴール・エアハルト)
マグダラのマリア(グレゴール・エアハルト)

この階ではまた、ドゥノン翼の「古代エジプト美術」も圧巻です。

上記に写真でご紹介した作品は、いわゆるガイドブックが紹介する「これだけは絶対に見ておいてください」といわれるような作品ですが、なんと『民衆を導く自由の女神』を見逃していたことを後になって気づきました。ああ残念…。それでも、ほかにも有名かつ素晴らしいたくさんの作品に心を奪われました。以下は特に見学者が群がっていた作品です。

アモルの接吻で蘇るプシュケ(アントニオ・カノーヴァ)
アモルの接吻で蘇るプシュケ(アントニオ・カノーヴァ)
カルヴァリオの丘/キリストの磔刑(アンドレア・マンテーニャ)
カルヴァリオの丘/キリストの磔刑(アンドレア・マンテーニャ)
ダイヤのエースを持ついかさま師(ジョルジュ・ド・ラ・トゥール)
ダイヤのエースを持ついかさま師(ジョルジュ・ド・ラ・トゥール)
洗礼者ヨハネの首を受け取るサロメ(ベルナルディーノ・ルイーニ)
洗礼者ヨハネの首を受け取るサロメ(ベルナルディーノ・ルイーニ)
十字架(ジョット・ディ・ボンドーネ)
十字架(ジョット・ディ・ボンドーネ)

ルーブル美術館には中庭が多く、そこも立派な展示場です。

ピュジェの中庭/マルリーの中庭
ピュジェの中庭/マルリーの中庭

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<オルセー美術館>

続いては、セーヌ川を渡ればルーブル美術館からも徒歩ですぐのオルセー美術館です。どのブースにおいても美術や世界史の教科書でみたことがある、そんな有名なものばかりでした。特にこれらは絶対にハズせないといわれている作品たちです。

ウジェーヌ・ボックの肖像とゴッホ自画像(フィンセント・ファン・ゴッホ)
ウジェーヌ・ボックの肖像/ゴッホ自画像(フィンセント・ファン・ゴッホ)
すみれのブーケをつけたベルトモリゾ(エドゥアール・マネ)
すみれのブーケをつけたベルトモリゾ(エドゥアール・マネ)
日傘をさす女(クロード・モネ)
日傘をさす女(クロード・モネ)
オーヴェールの教会(フィンセント・ファン・ゴッホ)
オーヴェールの教会(フィンセント・ファン・ゴッホ)
りんごとオレンジ(ポール・セザンヌ)
りんごとオレンジ(ポール・セザンヌ)
オランピア(エドゥアール・マネ)
オランピア(エドゥアール・マネ)
シエスタ
シエスタ
タヒチの女 浜辺にて(ポール・ゴーギャン)
タヒチの女 浜辺にて(ポール・ゴーギャン)
バレエの教室(エドガー・ドガ)
バレエの教室(エドガー・ドガ)
ムーラン・ド・ラ・ギャレットの舞踏会(ピエール=オーギュスト・ルノワール)
ムーラン・ド・ラ・ギャレットの舞踏会(ピエール=オーギュスト・ルノワール)
モネの家の庭アイリス
モネの家の庭アイリス
ローヌ川の星月夜(フィンセント・ファン・ゴッホ)
ローヌ川の星月夜(フィンセント・ファン・ゴッホ)
台所のテーブル/籠のある静物(ポール・セザンヌ)
台所のテーブル/籠のある静物(ポール・セザンヌ)
積みわら(クロード・モネ)
積みわら(クロード・モネ)
晩鐘(ジャン=フランソワ・ミレー)
晩鐘(ジャン=フランソワ・ミレー)
落ち穂拾い(ジャン=フランソワ・ミレー)
落ち穂拾い(ジャン=フランソワ・ミレー)

実はオルセー美術館では、あまりマップを見ずに回るのも楽しい方法でした。というのも画家の名でブースが存在することと、こういう有名な作品には常に大勢の人が群がっているために、すぐに「何かあるな」と気づくからです。また、その混雑をかき分けて作品を覗き込めば「あ、この絵よく見る」「これ知ってる!」という感動が。私もそうでしたが、オルセー美術館には「よし、宝探しをするぞ!」くらいの気持ちで臨んでみることをお勧めします。

次は『フランス』その4 パリ市内の観光あれこれです。どうぞお楽しみに…。

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(朝比奈ゆかり/エトセトラ)

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