難病「嚢胞性線維症(CF症)」と闘った21年 人々をインスパイアし続けた米女性YouTuberが死亡

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美しいクレアさん、安らかにお眠り下さい
美しいクレアさん、安らかにお眠り下さい

“スターYouTuber”にもいろいろな人がいる。大人げない悪ふざけで目立とうとするローガン・ポールのような者もいるが、難病を抱えて生きる者、あるいは克服した者が、同じ苦悩を抱える人々に心の結びつきを感じてもらうために開設し、互いに強く生きていこうと励まし合う、そんな“インスパイア”系の動画も実は大変な閲覧者がおり、苦悩と絶望感に満ちた闘病者たちに光を与える大きな役割を担っている。そんな一人がアメリカの大変美しい少女クレア・ワインランドさんであったが、残念なことに21歳の若さでこのほど他界した。



奇病や難病を抱える人たちに、「私も頑張って生きていくから皆さんも勇気と光を見失わないで」と励ます、そんなインスパイア系の動画で人気を博していたクレア・ワインランドさん。彼女は嚢胞性線維症(cystic fibrosis症)という難病と長いこと闘っており、鼻腔に酸素カニューラを装着しなければ生きていけない運命にあった。このほどクレアさんは9時間にもわたる肺の移植手術を受けたが、脳血栓が生じたことにより先月26日に深刻な脳卒中に見舞われたという。

クレアさんのための慈善団体「クレアズ・プレイス財団(Claire’s Place Foundation, Inc.)」は、父ジョン・ワインランドさん、母メリッサ・イェーガーさんに見守られながら、医療スタッフも驚くほど眠るように静かに息を引き取ったことをFacebookに綴っている。家族が生命維持装置のスイッチ停止を決断したのは、クレアさんが生前に「自分が死んだら臓器提供を」と希望していたことが大きかった。右の腎臓はサンディエゴ在住の44歳の女性に、そして左の腎臓はノーザン・カリフォルニアの55歳の男性に移植されるなど、すでに2名の命が救われたことが伝えられている。

母メリッサさんはCNNの取材に、「角膜ほか今後にも様々な移植手術が予定されており、最大50人の命を救う、あるいは病状を回復させることが期待されます」と語っている。難病を抱えながらも清らかかつ強い心を持ち続け、インスパイア系動画の世界に咲く美しい一輪の花のような存在であったクレアさん。彼女を愛してきた大勢の人々から哀悼のコメントが届いている様子だ。



参照:『Just Jared』Inspirational YouTube Star Claire Wineland Dies at 21

参照および画像引用:『Facebook』Claire’s Place Foundation, Inc.

(朝比奈ゆかり/エトセトラ)

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