<元外資系CAその世界を語る>Vol.16 CAになるとイイ思いをすることも多いの? もちろんイエス!

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ストックホルムでステイ(Photo by 佐藤めぐみ)
ストックホルムでステイ(Photo by 佐藤めぐみ)

~外資系エアラインのCAとして世界81都市に飛んだ日々~

CAの仕事は肉体労働で睡眠時間は少なく、生活そのものが不規則ですから慢性的な寝不足、肌荒れとの闘いです。そして機内では苦情を中心にお客様のご意見を真摯に受けとめ、ひたすら謝罪します。その頃の私は極めてタフな毎日を送っていましたが、それでもやっぱりCAになってヨカッタよかったと思えるような特権が色々とありました。



まず日本では手を出しにくい高級ブランドも、現地で免税価格で購入することができました。世界中のほとんどの空港免税店で、クルーIDを見せると更に30~50%も割引いてくれるのです。私もその頃バッグから小物までをすべてルイ・ヴィトンで揃えていました。お得な価格で買えるうえに皆が持っている、そういう環境ですからつい手が伸びてしまい、化粧品や香水も海外の高級ブランドのものを免税店で安く購入していました。また空港内のカフェやレストランでも割引きが受けられます。

そして渡航先でステイがある場合、定宿はヒルトンやハイアットなどでしたからお部屋もバスルームもとてもきれいで、かなり割引かれた代金で美味しいお食事を頂くことができました。その国の物価により金額には高低はありますが、朝昼夕それぞれについて「ミールアローワンス」が支給されますから、ステイ先で支払ったお食事代が次回のお給料とともに振り込まれます。超高級レストランで食事をすればこちらの持ち出し分が多くなりますが、ほとんどの場合は会社からの支給額よりも安い食事で十分に美味しいお食事を楽しめました。つまり海外ステイはほとんどが“黒字”というわけです。

それにしても、私が一番「CAになってヨカッタよかった」と鳥肌が立つほど感動したのは、フライト中の上空から臨む様々な景色でした。例えば見渡す限りに広がり、圧倒的な高さを誇るヒマラヤ山脈、北極圏の流氷、一面の星空、空から見下ろす稲妻とその光を反射させる雲の幻想的な美しさ、エジプトのピラミッドほか歴史的建造物や世界遺産を多々眺めることができました。

手が届くのでは思うほど近く見えるヒマラヤ山脈
手が届くのでは思うほど近く見えるヒマラヤ山脈

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