<英>男性、選択的摂食障害に苦しむこと17年 セラピーによる克服で家族とも円満に

この記事をシェアする
チキンナゲットとチップスしか食べようとしなかった男性
チキンナゲットとチップスしか食べようとしなかった男性

パスタやスイーツ、ステーキ、ソーセージもたまには食べるものの、毎日彼が手を伸ばすのはチキンナゲットとチップスばかり。ごくわずかの限られたものしか口にしない、口にできない ― 摂食障害のひとつである「選択的摂食障害」に苦しんできた英ハンプシャー州アンドーヴァーのライアン・ホワースさん(21)。彼はセラピーにより、17年にもわたるこの苦しみからやっと解放されたという。



気づいたら、食べ物の実に9割がジャンクフードであったというライアンさん。手の込んだ野菜料理を作っても激しく泣いて拒否する幼少期のライアンさんには、母親のクリスチアーヌさんもほとほと困り果てていた。そして思春期なると家族との関係は悪化した。だが大人になるにつれ、彼は徐々に「このままではダメになる。家族のいうことにもっと耳を傾けよう」と心がけを変えてみた。食事の内容のことで喧嘩が絶えず、ひとりだけ別の部屋で食事を摂っていたことは彼なりにとても気になっていたのだ。

そんなライアンさんは食のセラピーというものを知った。野菜や果物を並べられても、以前は昆虫やエキゾチックな物と同じにしか見えなかったが、セラピーではそのあたりの思い込みを少しずつ解くことになり、嫌いだったパイナップルも美味しいと思えるまでになった。そして一か月もすると彼は自分が健康な体に向かっていることを実感。それまで依存していたビタミン剤やエネルギー源と捉えていたチョコレートに手が伸びなくなり、性格まで明るくなった。以前は避けていた家族との外食にも加わるようになったという。

ひどい偏食により孤独に陥っていた頃のライアンさんの苦悩、落ち込み、葛藤はおそらく家族にも“伝染”していたのであろう。“The family that eats together, stays together”なる言葉がある。家族の絆とは一緒に食事をしてこそ生まれる…といった意味だが、皆で楽しく会話をしながら食事をするとやはり格別の美味しさがある。ライアンさんを再び交えて囲む食卓に、笑顔が戻ってきた母クリスチアーヌさん。彼女は「こうして一緒に食事ができるようになり、とても幸せです」と話している。



参照および画像引用:『Mirror』Man eats almost nothing but chicken nuggets and chips for nearly 20 years (Image: Caters News Agency)

(えと みちる/エトセトラ)

【こちらの記事もどうぞ】
8時間も叫び、機内を走り回った3歳児に乗客ぐったり ロングフライトの悪夢が動画で流出
米ストリップクラブで悪臭漂う珍事件 ポールダンサーがステージでまさかの…!?
<英>「うろうろされたら危ない」と入学を拒否 小人症の男性に料理学校
颯爽とF15へ 日本初の女性戦闘機パイロット誕生に英大手メディアも強い関心!
<中国>「人の命を救いたい!」事故現場の花嫁、挙式も忘れて人命救助へ