<レバノン>美しいモザイク画の正体はゴミ1万片 最大規模と『ギネス世界記録』も認定

この記事をシェアする
「地球環境を守るためリサイクル意識を高めよう」とギネスブック
「地球環境を守るためリサイクル意識を高めよう」とギネスブック

100名のボランティアが準備を進めていたなか、なんと10,000個の空き缶、ボトル、アルミニウム製品などが続々と集められた ― そこはレバノン西岸のほぼ中央にあるDbayeh。この町でその後に行われたフェスティバルで来場者の目をくぎ付けにしたのは、モザイク様の巨大なアート作品であった。「資源ごみは捨てるのではなくリサイクルへ」「ごみ分別・減量・リサイクルの徹底を」という啓発活動の一環として、アラブ首長国連邦の「Memories Events Management」とレバノンのメディア「MTV SAL」が共同で取り組んだイベントだという。


作品には地中海を思わせる紺碧の海に浮かぶ薄紅色のボート2隻。それぞれがレバノンの国旗を風になびかせているようだ。そして抜けるような青空に18羽の海鳥の姿も描かれた。このアートの大きさは971.37平方メートルで、モザイク画のように整然と並べられたのは10,000を超える資源ごみ。デザインを担当したのはPierre Abboud氏だという。


レバノンの国旗には横に広がる枝っぷりが見事な美しいレバノン杉が描かれている。高潔さと不滅を表わすというが現状は乱伐に泣いており、ごみのリサイクルに関して国民の意識もまだまだ。「行政がごみ問題できちんとリーダーシップを取れていない」、「市民の協力が少ない」、こういった議論が漫然と続いていた。そんな中でこうした爽やかな形でごみのリサイクル啓発活動が行われるのは、大変素晴らしいこと。『ギネス世界記録』に認定されたのはモザイク画としてのサイズであろうが、この発想にも高い評価が集まっているようだ。

参照および画像引用:『Guinness World Records』10,000 pieces of waste transformed into record-breaking art piece to encourage recycling

(朝比奈ゆかり/エトセトラ)

【こちらの記事もどうぞ】
<米>ココナッツオイル「食べるには毒。ラードより悪い」ハーバード大教授が主張
<英>最年少のアルツハイマー病患者はたった2歳 「小児性認知症」のレジー・グリフィス君
自殺願望は狂言 家族パリ旅行中に手紙を残して消えた米男子に当局も激怒 
メキシコ・グアダラハラ市で驚きの法改正 「人前で堂々とラブラブ」が合法に
<英>不在届に綴られた怒りのメッセージ Amazon配達ドライバーに怯える女性