<ポルトガル>限りなく漆黒の塗料“Vantablack” 「穴に見えなかった」60歳男性が転落

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覗き込んだ男性をのみこんだ『Descent into Limbo』
覗き込んだ男性をのみこんだ『Descent into Limbo』

現代アートの作品を見学していた男性が、「まるで穴に見えない穴」に転落し、病院に搬送されたもよう。興味深い事故のニュースがポルトガルから伝えられた。


その作品はポルトガルのポルトにある「セラルベス財団(Serralves Foundation)」が擁する美術館で展示されていた。ロンドンで活躍するインド出身の著名な芸術家、アニッシュ・カプーア(Anish Kapoor)氏による『Descent into Limbo』というタイトルの作品で、“錯視”をテーマに1992年に設置されていた。


その穴を覗き込んで転落するアクシデントに見舞われたのは60歳のイタリア人男性。穴の深さは2メートル43センチもあった。注意喚起がどの程度なされていたのか、周囲にスタッフが見当たらないことから主催者側の安全対策に落ち度がなかったかが問われそうだ。

美術館のスポークスマンは『Art Newspaper』の取材に、「男性はすでに退院し、回復しているそうです」と語り、二度と同じことが起きないよう新たな安全対策を練ることを約束。美術館は数日後に再開されるという。世界一の暗さを生み出すことで知られる、ナノカーボン由来の“Vantablack”という漆黒の塗料を施した大きな丸い穴。大変な深さがありながら、どう見ても平な黒い丸にしか見えないそうだ。

参照および画像引用:『VICE』A Man Fell Into a Massive, Fake-Looking Hole at an Art Museum(Screenshot via YouTube)

(朝比奈ゆかり/エトセトラ)

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