男でも女でもない。「出生届」に“第三の性別”が加わったドイツ

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ドイツで出生届の性別に新たなるオプションが(画像はイメージです)
ドイツで出生届の性別に新たなるオプションが(画像はイメージです)

性に関しては何かとススンでいることで知られるドイツ。この国の政府が15日、赤ちゃんが誕生した際に届け出る「出生届」について、性別欄にこれまでの男・女に加え、第三の性別選択を可能にする“Dritte Option”が加わるよう閣議決定したことが伝えられている。

国連の調査によれば、全人口の0.05から1.7%の確率で「両性具有(=ふたなり、半陰陽)」の赤ちゃんが誕生しており、思春期になるとそれなりの問題にぶつかるとのこと。こうしたことを受けてドイツでは2013年以来、出生届の性別欄に関して厳密な特定を求めないようになっていたという。

ドイツの連邦憲法裁判所は昨年11月、従来の性別の考え方がもはや通用しなくなっていることや、人格権の尊重、性差別のない社会の実現という観点から、2018年末を目途に第三の性なるものを設けるよう法改正をと働きかけていた。

なお、数年前には「ドイツで近親婚が解禁される可能性」などと大きく報じられたが、これはちょっと解釈が飛躍しすぎていたようだ。「どうぞ近親相姦を」と促進するのではなく、真に愛し合って近親相姦や近親婚に至ってしまった男女を断罪することは行き過ぎではないか、罰する必要はない、という動きに変わったと捉えるのが正しいそうだ。

参照:『The Guardian/Nigeria』Germany paves way for ‘third gender’ option at birth

(朝比奈ゆかり/エトセトラ)

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