<元外資系CAその世界を語る>Vol.11 空飛ぶ可憐なオカマちゃんたち

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ケニアのステイでサファリパークに(Photo by 佐藤めぐみ)
ケニアのステイでサファリパークに(Photo by 佐藤めぐみ)

~外資系エアラインのCAとして世界81都市に飛んだ日々~

航空業界にオカマちゃんが多い事は万国共通でしょうか。入社前から話は聞いていましたが、やはりその通りで各国のオカマちゃんたちと友達になりました。出身は日本を含むアジア、東ヨーロッパ、オーストラリア、ヨーロッパ、アフリカ、中東、北米、中南米などもう様々です。特に多いと感じたのは中南米とタイ、フィリピンで、これらの国の出身である男性クルーの90%がオカマちゃんでした。そう断言できます。



彼らは立ち振舞いからして明らかにソレと分かります。お肌にパウダーファンデをお粉程度に塗るならまだマシな方で、リキッドファンデをガッツリと塗っているクルーもいます。唇は当然リップとグロスでプルンプルン。そして機内の通路は彼ら(彼女ら?)のランウェイですから、お尻をプリプリ、腰をクネクネ、手首をヒラヒラさせながらお得意のキャットウォークを披露します。イケメンな男性客が乗っていたりするともう大興奮で、「20Dに座っている彼見て? 最高にキュートなのよ♪ さっき目が合っちゃった♪ 彼も私のこと気になってるのよ、きっと」と乙女のようにはしゃぐのです。

「あの人確かにカッコイイ。でも隣に女性がいるからストレートなんじゃない?」と私。「うっそ~~許せない!女と一緒だなんてイヤ。もう1回見てくるわ!」とギャレーを飛び出します。戻ってくると悔しそうな顔で「ヤッダァ~、何なのよぉ、カップルだったわぁ~! しかも女はどブス、ビッチな感じよ。あんなのと別れちゃえばいいのに!」とまくしたてます。オカマちゃん達は基本的には女性以上に可愛らしく乙女チック。ところが何か気に食わないことがあると、男性ホルモン由来の闘争本能が優位になるのか人間性がいきなり豹変します。とてつもなく感情的になり、口汚ない意地悪なオンナになってしまうのです。

また「あ、それ重いでしょう。僕がやるよ」と力仕事を代わってくれたり手を貸してくれると、女性クルーも「ありがとう!あなたって親切ね」となるものです。ところがオカマちゃんはその反対。「イヤ~~ン、こんなの持てな~い。ちょっと手伝ってぇ~」とヘニョヘニョ。私がとても重い機内搭載物を持ち、収納スペースを探してヨイショ、ヨイショと運んでいても手など貸してくれません。「あら、それならこっちにスペースがあるわよ。アタシについてらっしゃい!」と得意げです。

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