<洋楽マニア>夏はハワイのポップ・ミュージシャンを シーウィンド『Follow Your Road』

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ハワイの夕陽に溶け込む優しい音楽をどうぞ(Photo by 朝比奈)
ハワイの夕陽に溶け込む優しい音楽をどうぞ(Photo by 朝比奈)

こんにちは、朝比奈です。夏といって連想されるのは、やはりハワイでしょうか。学生時代にかなりハマッたのが、ハワイ州出身のバンド「シーウィンド(Seawind)」でした。バック・ミュージシャンたちは今なおジャズやフュージョンの世界で大活躍しており、つまり欧米に「スムーズ・ジャズ」ブームをもたらした第一人者の集まりだったといえるわけです。そのせいかシーウィンドが放つアルバムには、必ず高レベルかつグルーヴ感あふれるインストルメンタルの曲が2~3含まれていました。

そんななかにあって強烈な魅力を放っていたのが、紅一点ボーカルのポーリン・ウィルソン。作曲とドラムを担当するボブ・ウィルソンの妻で、小柄ながら超パワフルな声量を誇り、どの曲も実に丁寧に歌い上げる素晴らしいシンガーです。そんなポーリンのおかげもあって、彼らは1970年代半ばにぐんぐん知名度を上げ、日本は特に大きなマーケットであったようです。

シーウィンドの素晴らしい名曲『Follow Your Road』。メロディも最高に美しいのですが、歌詞もまたイイのです。

We are all but travelers living in a foreign land
Just trying to find our way best as we can.
Looking for an answer, trying to find some light
And though we have journeyed far,
It’s not quite far enough…

【出典:Seawind『Follow Your Road』】

「私たちは誰もが異国をさまよう旅人のようなもの。答えを求め、明るい光を求めながら、自分の最善の道をなんとか探ろうともがいている。すごく遠くまで来たような気がするのに、この先はまだまだ長い」といったところでしょうか。そして“Follow Your Road(自分の信じた道をまっすぐに進んで行って)”というフレーズが延々と続くのです。

ところで、彼らの大ヒット・アルバム『Light The Light』や『Seawind』を手掛けたプロデューサーは、ジャズ、フュージョンからポップスまで幅広い活躍で知られるトミー・リピューマでした。あの頃はどんなアルバムを買っても彼の名が記されており、逆に言えばクレジット欄にトミー・リピューマとあるアルバムを買えば、ほぼ間違いなかったのです。先にご紹介したバラード曲、ジョージ・ベンソンの『Turn Out The Lamplight』もそんなリピューマが手がけた逸曲です。

動画:『YouTube』Seawind – Follow Your Road (1080p)

次回もどうぞお楽しみに…。

(朝比奈ゆかり/エトセトラ)

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