ハートウォーミングな映画に涙したい『海の上のピアニスト(原題:The Legend of 1900)』前半

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画像:2007/11/22に公開YouTube『Legend of 1900 Trailer』のサムネイル
画像:2007/11/22に公開YouTube『Legend of 1900 Trailer』のサムネイル

『海の上のピアニスト(原題:The Legend of 1900)』1999年日本公開
監督:ジュゼッペ・トルナトーレ  主演:ティム・ロス

~ハートウォーミングな映画で涙してみたいアナタのために~

豪華客船の中で生まれて捨てられ、ロクな名もつけられないまま船内の労働者たちに育てられた男の子。船内のエンターテインメントを担当するミュージシャンたちに可愛がられるなかで凄腕のピアニストになる。恋も経験するが、ついに陸に降りる勇気を持てず生涯を船で過ごした。胸が熱くなるストーリー展開。そして映画音楽界の巨匠であるエンニオ・モリコーネによる美しくも切ない名曲“La Leggenda del Pianista sull’Oceano”は、これぞイタリア映画とうならせるものとなっている。

(あらすじ:ネタバレ度・高)

第二次世界大戦直後、金に困ったトランペッター、マックス・トゥーニー(プルイット・テイラー・ヴィンス)が愛器を売るため楽器屋を訪れるところからストーリーが始まる。「最後に1度だけ」と奏でたメロディにピンときた店主はあるレコードについてマックスに質問。するとマックスは大西洋を往来する豪華客船の中で1900年に産み落とされ、船以外の人生を知らずに生涯を閉じた伝説のピアニスト、「1900 (ナインティーン・ハンドレッド)」についての物語を語り始めるのであった。

凄腕のピアニストとして1900の話題は巷でも噂になり、ジャズ界の名ピアニストが客船に乗り込み、大勢の客を前にアドリブ対決を挑んできた際も、ピアノ線が過熱するほどの激しい名演奏で打ち負かす。これによりレコード会社も乗り出し、船内にレコーディング機器を持ち込んで1900のピアノ演奏を録音することに成功した。気乗りしないなかピアノに座った1900であったが、ふと窓を見やるとそこには可愛い女性(メラニー・ティエリー)が立ってこちらを見ていた。1900は彼女に一目惚れし、そのピアノ演奏はかつてないほど美しくセンチメンタルなメロディに仕上がった。ところがビジネスには興味もなく契約もしないまま1900はレコードを持ち去り、新聞紙に包むとその女性に贈ることばかり考えるようになる。

客船はやがて目的地に到着。なんとかして彼女にレコードを渡そうとするが、大変な人込みではぐれてしまう。遠く小さくなっていく彼女をじっと見送るしかなかったのは自分に船から降りる勇気がなかったから。そんなもどかしさ、不甲斐なさから、1900は大事なレコードを叩き割ってゴミ箱に捨ててしまう。それでも彼女が忘れられない1900はついに陸に降りることを決意するが、やはり途中で立ち止まり船に戻ってきてしまう。一方で、トランペッターの親友、マックスは陸での演奏が決まり、1900を心配しながらも船を去っていった。

動画:『YouTube』Legend of 1900 Trailer

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(朝比奈ゆかり/エトセトラ)

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