客室乗務員エアコン電源を入れ忘れる 乗客300名、45℃の機内に1時間<ロシア>

この記事をシェアする
画像:『Metro』Vladislav Ketsmanov holds up his ticket (Picture: CEN)
画像:『Metro』Vladislav Ketsmanov holds up his ticket (Picture: CEN)

それなりの料金を支払ってくれている乗客に対し、「クルーが主電源を入れ忘れていました」などという言い訳は通用するのであろうか。ロシアのある旅客機においてこのたび1時間ほどの遅延が発生していたが、その機内温度はなんと45度。驚くような劣悪な環境のなか、乗客は1時間にわたり大変な辛抱を強いられていたという。

ひどい暑さで機内が騒然となったのは、トルコのアンタルヤから3時間かけてロシアのベルゴロドに向かうため乗客全員の搭乗が完了していたアズール・エアー(Azur Air 本拠地:ロシア・モスクワ)のZF3192便。ところが離陸までに1時間もの待ちぼうけが続いた。原因はエアコン・システムの不具合。汗が噴き出し、気分を悪くした乗客たちからは苦痛の訴えがSNSに次々と投稿されているようだ。

そんなひとりがウラジミール・ケツマノフさん。スマホでその状況を録画しており、そこには泣き叫ぶ幼い子の様子も。機内がいかに不快な環境であったか、彼は「熱気のなかで約1時間、機内は着ぐるみのような状態で地獄だった」などと表現している。エアコンが効いていないのに扉はもちろん、窓すら決して開かない飛行機に閉じ込められていた300人もの乗客。息苦しさを訴える人も多く、客室乗務員は苦情への対応に追われていたそうだ。

1995年創業のアズール・エアーは、2015年12月にはトルコのAnex Tourism Groupが買収したが、2018年2月にはテクニカル面の安全性に問題があるとして、ロシア航空当局からすべての運航業務停止を警告された。改善の兆しが確認されたとして後に解除されたというが、これでは再び厳しい調査が入りそうだ。ケツマノフさんは今、アズール・エアーを提訴する準備に入っており、他の乗客も加わり集団訴訟を検討中であるという。

参考:『Metro』Passengers ‘suffer in 45C heat after flight crew fail to turn on air conditioning’;

(朝比奈ゆかり/エトセトラ)

【こちらの記事もどうぞ】
<動画>エリザベス女王を守る近衛兵はおっかない 高齢・未成年者でも容赦せず