<動画>エリザベス女王を守る近衛兵はおっかない 高齢・未成年者でも容赦せず

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エリザベス女王をあくまでも守り抜く!(Photo/エトセトラ)
エリザベス女王をあくまでも守り抜く!(Photo/エトセトラ)

英バッキンガム宮殿やウィンザー城に仕える近衛兵(このえへい)たちのトレードマークは、クマの毛皮で出来た黒の大きな帽子と真っ赤なユニフォーム。彼らはどんなに観光客がからかってきても完全に無視し、はるか彼方の1点を厳しい表情でじっと見つめるだけである。だが相手がわずかでも触ってこようものなら、あり得ないほどの声で“Step back(from the Queen’s Guard)!”と恫喝し、足踏みで威嚇する。それだけではない。一瞬にして銃剣を装着した自動小銃で攻撃の態勢をとることすらあるのだ。

ロンドンを訪れる者の多くがバッキンガム宮殿や郊外のウィンザー城を観光するが、“Queen’s Guard”の名で親しまれている近衛兵と一緒に写真を撮ることも楽しみの一つ。ウィンザー城では伝統的な儀式の「衛兵交代式」が大人気で、哨舎の前では直立不動の近衛兵に恐るおそる接近し、記念のツーショットを撮影しようとする観光客がたくさんいるのだ。

また近衛兵は、大がかりな行進であってもなくても足音も高らかにキビキビと腕を振りながら歩く。そして進路に誰か立っていようものなら、「そこのけ、そこのけ、近衛兵様のお通りだ」とばかり“Make Way(for the Queen’s Guards)!”と大声で怒鳴りつける。高齢者や子供が相手でも容赦なし。背後からいきなり恫喝されるため、震えてしゃがみこんだりする観光客も少なくない。カツン、カツンと妙に揃った大きな足音が近づいてきたら警戒が必要である。

ところで、すでに90代のエリザベス女王は不眠に悩むと深夜にベッドを抜け出して独り散歩に出ることがあり、元・近衛兵はそんな女王を危うく銃で撃ちそうになったことを『The Times』に告白していた。深夜の3時頃に暗闇の中を歩く人物の姿に気づき、「そこにいるのは誰だ!」と大声を上げたらエリザベス女王であったという。

何があっても素晴らしき“Her Majesty(女王陛下)”を守り抜く近衛兵は、そのための特別な訓練を受けた猛者たちである。動画は行進してきた近衛兵がぼやっと立っている観光客に体当たりして「道を開けなさい」と恫喝する様子を捉えたもので、3年ほど前のものだが再生回数はすでに1千万回を突破している。冬になると近衛兵も赤いユニフォームから丈の長いブルーがかったグレーのユニフォームに衣替えとなるため、赤い方が兵隊さんらしいと考えていらっしゃる方は寒くなる前のロンドン観光の方が楽しめそうだ。

動画:『YouTube』Make Way – stupid man

(朝比奈ゆかり/エトセトラ)