ハートウォーミングな映画に涙したい 『ブレイブ(原題:The Brave)』後半 

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画像:2013/06/07公開YouTube『Film&Clips/ The Brave (1997), Johhny Depp - Original Trailer』
画像:2013/06/07公開YouTube『Film&Clips/ The Brave (1997), Johhny Depp – Original Trailer』

『ブレイブ(原題:The Brave)』 1998年日本公開
監督・主演:ジョニー・デップ

~ここから先、ネタバレですのでご注意を~

2人の子は大好きなパパが突然姿を消してしまったらどれほど寂しがることか。だが少なくともわが子には「そういう日が来たとしても、決して刑務所に入るのではないから」と説明し、安心させておいた。そして丘の上で美しい夕陽を見ながら手を取り合い、抱き合うラファエルとリタ。昔に戻ったかのように新鮮な気持ちで肌を重ねる2人。いやらしさひとつなく実に美しく撮影されており、「この美しい妻との永遠の別れはどれほどか悔しいに違いない」とこちらもひどく悲しくなってしまう。

 

信頼していた教会の神父にこれから自分の身に起きることの真実を告げ、家族がしっかりと大金を受け取れるように監視してほしいと頼んだラファエルは、しっかりとした足取りでモーガンタウンをあとにした。ラファエルに背を向け、悔しそうに涙を流す神父。彼は必ずラファエルの遺志を尊重し、残された家族を正しい道に導いてくれることであろう。そうであってほしい。いや、そうでなければあまりにもラファエルの人生が気の毒すぎるではないか。

 

★ココで、ちょっと覚えてみたいカンタンな英語のフレーズを…。

 

教会の牧師さんに告解という形で「自分の命と引き換えに必ずお金を手に入れ、妻子やモーガンタウンの人々がこれから幸せに暮らせるようにしてほしい」と頼み込むラファエルに、牧師さんが…。

“You’ve sold your soul ?”
魂まで売ってしまったのか?

“I’ve sold my body like a whore.”
娼婦のように自分の体を売ったまでだよ。

“You can’t do this !”
そんなことをしてはいけない。

日本語の感覚では「そんなこと」に“it”を使いたくなるのですが、“this”なんですよね。
子供の喧嘩を見ていてると“You can’t do this…”といってエ~~~~ンと泣き出すものです。またこの映画のなかで、外出から戻ったラファエルに妻のリタが「強姦されそうになった」と泣いて訴えるシーンがあります。

“Who did this !?”
誰にこんなひどいことをされたんだ!?

ラファエルは妻にそう尋ねています。日本語だと「だれがそんなヒドイことをしたんだ!」となるのでしょうが、“it”ではどこか他人事のようにも聞こえます。“this”を使いこなすことの大事さを感じるシーンです。

動画:『YouTube』The Brave (1997), Johhny Depp – Original Trailer

ハートウォーミング系洋画の厳選10(いつの間にか20を超しそうな予感も)。前半のネタバレを見逃した方はこちらからどうぞ。思い切り感動して泣いてみたいアナタのためにまだまだ探します。どうぞ次回もお楽しみに・・・。

(朝比奈ゆかり/エトセトラ)

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