「コロナ騒動で大儲けだ!」 消毒液を買い占めた悪徳転売ヤーが商売断念 <米>

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【死者が出た直後に商売を思いついた兄弟。(画像はイメージです)】
【死者が出た直後に商売を思いついた兄弟。(画像はイメージです)】

中国から感染が拡大し、あっという間に世界中を恐怖と不安に陥れた新型コロナウイルス。感染がアメリカにも広がり「ついに死者が出た」というニュースが伝えられた瞬間、米国テネシー州で暮らすノア・コルヴィンさんとマット・コルヴィンさん兄弟が「よし、今だ」「転売で一儲けするチャンス到来だ!」と確信した。



この兄弟はテネシー州やケンタッキー州の店をあちこちまわり、ありったけの消毒液、マスク、 抗菌ウェットティッシュを山のように購入した。

「じき、人々はこういう商品を求め焦りはじめる!」

買い占めに150万円程度を費やした兄弟の想像通り、感染拡大と同時に人々は店に殺到。多くの店から瞬く間に紙製品、マスク、そして消毒液が消えた。そこで兄弟は、ネットを駆使し転売を開始。金額を大幅に釣り上げて売ったことでかなりの利益を得たといい、騒動を利用しての商売がメディアにも取り上げられた。

「俺たちは、人々の役に立ってるってわけだ。役に立ち、その報酬を得ている。そういうことだな。」

批判されてもなおそう語っていた兄弟につき、当局が捜査を開始。ついには「すぐにこのような商売を停止しなさい」と命じられ、転売用プラットフォームにも値段を釣り上げての商品転売を禁じられたという。その結果、売ろうにも売れない消毒液(約18,000本)が残ってしまったというこの兄弟。「転売だってビジネスですから」「得をすることもあれば損をすることもある」とも強がってみせたが批判の大きさには耐えかねたらしく、「これらは必要な人に寄付したい」「正しいことをしなくては…」と今さら語っているという。

ちなみにこのような買い占めで一番打撃を受けるのが、買い出しになかなか行くことができない高齢者だ。列に並んでも必要なものが残っていない、多くの人にもみくちゃにされるのが怖いという人たちのため、「高齢のお客さんだけが買い物を許可される高齢者専用アワー」をもうけるスーパーも海外に増えてきた。こういうときだからこそ思いやりが大事だが、コルヴィン兄弟はお金に目がくらみ、正しい判断ができなかったようだ。



(Kayla星谷/エトセトラ)

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